プログラム / data/chrome/legacy-samples.json
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[ { "title": "橋の向こうへ届けたいもの(4文字と書体の確認)", "text": " 橋の向こうへ届けたいもの\n 山田 太郎\n 文化祭の準備が始まった朝、教室の黒板には「町の記憶を集めよう」と書かれていた。私たちの班は、古い写真と聞き書きを一冊の本にまとめることになった。どこから調べようかと迷っていると、隣の席の美咲が、おじいさんの手帳を見せてくれた。\n「祖父は昔、橋を造る仕事をしていたんだって。若いころは京都にも住んでいたそうだよ。」\n 手帳の最初のページには、川を渡る大きな鉄橋の絵があった。その下に、少しかすれた字で「人を向こう岸へ届ける」と記されていた。私は毎日のように見ている橋を、あらためて思い浮かべた。橋ができる前、人々は小舟で川を渡っていたのだという。\n 放課後、私たちは美咲のおじいさんを訪ねた。玄関には黄色い向日葵の絵が飾られ、窓辺には小さな植木鉢が並んでいた。机の上の写真を指さすと、おじいさんは眼鏡をかけ直し、ゆっくり話し始めた。\n「これは、川に最初の橋梁を架けたときの写真だよ。丈夫な橋を造るには、協力して確かめることが欠かせなかった。見えないところほど、手を抜いてはいけないんだ。」\n 私は鉛筆を握り直した。おじいさんの話には、難しい言葉もあったけれど、失敗したときに相談することや、人の意見を聞くことは、私たちの本作りにもつながる気がした。美咲は手帳の端に、小さく「志」と書いた。\n「志って、何ですか?」\n「自分が大切にして、続けていきたいと思うことかな。私なら、安全に川を渡れる場所を残したいという気持ちだね。」\n 手帳には、湖を渡る舟の写真もはさまれていた。美咲がその由来を尋ねると、おじいさんは、水の向こうに暮らす人のことを考えるのが仕事の始まりだったと話した。私たちは本の最後に、交通安全への願いを書くことにした。\n 帰り道、川のそばで夕焼けを見た。水面はオレンジ色に光り、橋を渡るバスの窓が一つずつ明るくなっていった。私は、橋が運んでいるのは人だけではなく、誰かを待つ気持ちや、家へ帰る安心でもあるのだと思った。\n 翌日、先生は黒板に温故知新と書き、昔を学ぶことは新しい考えを見つけることにもつながると教えてくれた。私たちは図書館で資料を探した。写真の説明(昭和初期に撮影)を読み、当時の町の様子を調べた。別の棚で見つけた恐竜の図鑑に一瞬目を奪われたが、今日は橋の調査が先だ。美咲と顔を見合わせて笑い、机へ戻った。\n「本の題名は『橋の向こうへ』にしよう。」\n 私が提案すると、美咲はうなずいた。けれども、最後のページに何を書くかは決まらなかった。おじいさんの話を全部入れたいと思うほど、文章が長くなってしまう。私たちは何度も声に出して読み、似た説明を整理した。\n「この一文は、残したい……。」\n 美咲が指さしたのは、あの手帳にあった言葉だった。私はその前に、私たち自身の気持ちを書き足した。昔の出来事を並べるだけでなく、話を聞いた私たちが何を受け取ったのかも、届けたいと思ったからだ。\n 文化祭の日、本を読み終えたおじいさんは、しばらく何も言わずに表紙をなでていた。それから「ありがとう」と、短く言った。私はほっとして、美咲と目を合わせた。\n まだ知らない町の記憶は、きっとほかにもある。今日の発表が終わっても、私たちの仕事は続いていく――そう思うと、教室の窓から見える橋が、昨日より少し近く感じられた。", "rubies": [ { "start": 151, "end": 152, "text": "そ" }, { "start": 152, "end": 153, "text": "ふ" }, { "start": 177, "end": 178, "text": "きょう" }, { "start": 178, "end": 179, "text": "と" }, { "start": 331, "end": 332, "text": "げん" }, { "start": 332, "end": 333, "text": "かん" }, { "start": 338, "end": 341, "text": "ひまわり" }, { "start": 355, "end": 356, "text": "うえ" }, { "start": 356, "end": 357, "text": "き" }, { "start": 357, "end": 358, "text": "ばち" 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"end": 1340, "text": "きょう" } ], "font": "mincho" }, { "title": "01 指摘箇所:住んでいたそうだよ。」", "text": " 橋の向こうへ届けたいもの\n 山田 太郎\n 文化祭の準備が始まった朝、教室の黒板には「町の記憶を集めよう」と書かれていた。私たちの班は、古い写真と聞き書きを一冊の本にまとめることになった。どこから調べようかと迷っていると、隣の席の美咲が、おじいさんの手帳を見せてくれた。\n「祖父は昔、橋を造る仕事をしていたんだって。若いころは京都にも住んでいたそうだよ。」\n 手帳の最初のページには、川を渡る大きな鉄橋の絵があった。その下に、少しかすれた字で「人を向こう岸へ届ける」と記されていた。私は毎日のように見ている橋を、あらためて思い浮かべた。橋ができる前、人々は小舟で川を渡っていたのだという。\n 放課後、私たちは美咲のおじいさんを訪ねた。玄関には黄色い向日葵の絵が飾られ、窓辺には小さな植木鉢が並んでいた。机の上の写真を指さすと、おじいさんは眼鏡をかけ直し、ゆっくり話し始めた。\n「これは、川に最初の橋梁を架けたときの写真だよ。丈夫な橋を造るには、協力して確かめることが欠かせなかった。見えないところほど、手を抜いてはいけないんだ。」\n 私は鉛筆を握り直した。おじいさんの話には、難しい言葉もあったけれど、失敗したときに相談することや、人の意見を聞くことは、私たちの本作りにもつながる気がした。美咲は手帳の端に、小さく「志」と書いた。\n「志って、何ですか?」\n「自分が大切にして、続けていきたいと思うことかな。私なら、安全に川を渡れる場所を残したいという気持ちだね。」\n 帰り道、川のそばで夕焼けを見た。水面はオレンジ色に光り、橋を渡るバスの窓が一つずつ明るくなっていった。私は、橋が運んでいるのは人だけではなく、誰かを待つ気持ちや、家へ帰る安心でもあるのだと思った。\n 翌日、私たちは図書館で資料を探した。写真の説明(昭和初期に撮影)を読み、当時の町の様子を調べた。別の棚で見つけた恐竜の図鑑に一瞬目を奪われたが、今日は橋の調査が先だ。美咲と顔を見合わせて笑い、机へ戻った。\n「本の題名は『橋の向こうへ』にしよう。」\n 私が提案すると、美咲はうなずいた。けれども、最後のページに何を書くかは決まらなかった。おじいさんの話を全部入れたいと思うほど、文章が長くなってしまう。私たちは何度も声に出して読み、似た説明を整理した。\n「この一文は、残したい……。」\n 美咲が指さしたのは、あの手帳にあった言葉だった。私はその前に、私たち自身の気持ちを書き足した。昔の出来事を並べるだけでなく、話を聞いた私たちが何を受け取ったのかも、届けたいと思ったからだ。\n 文化祭の日、本を読み終えたおじいさんは、しばらく何も言わずに表紙をなでていた。それから「ありがとう」と、短く言った。私はほっとして、美咲と目を合わせた。\n まだ知らない町の記憶は、きっとほかにもある。今日の発表が終わっても、私たちの仕事は続いていく――そう思うと、教室の窓から見える橋が、昨日より少し近く感じられた。", "rubies": [ { "start": 151, "end": 152, "text": "そ" }, { "start": 152, "end": 153, "text": "ふ" }, { "start": 177, "end": 178, "text": "きょう" }, { "start": 178, "end": 179, "text": "と" }, { "start": 331, "end": 332, "text": "げん" }, { "start": 332, "end": 333, "text": "かん" }, { "start": 338, "end": 341, "text": "ひまわり" }, { "start": 355, "end": 356, "text": "うえ" }, { "start": 356, "end": 357, "text": "き" }, { "start": 357, "end": 358, "text": "ばち" }, { "start": 412, "end": 413, "text": "きょう" }, { "start": 413, "end": 414, "text": "りょう" }, { "start": 436, "end": 437, "text": "きょう" }, { "start": 437, "end": 438, "text": 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湖を渡る舟を見ながら、あの人の志を思い出した。", "rubies": [ { "start": 1, "end": 2, "text": "みずうみ" }, { "start": 16, "end": 17, "text": "こころざし" } ], "font": "mincho" }, { "title": "04 親文字4字・長さが偏る読み:温故知新", "text": " 温故知新という言葉を手帳に書いた。昔の記録から、新しい町の見方を学びたい。", "rubies": [ { "start": 1, "end": 2, "text": "おん" }, { "start": 2, "end": 3, "text": "こ" }, { "start": 3, "end": 4, "text": "ち" }, { "start": 4, "end": 5, "text": "しん" } ], "font": "mincho" }, { "title": "05 列末の読点", "text": " 私たちは雨の中を町の博物館へ歩いて行き、入口で傘を閉じた。", "rubies": [], "font": "mincho" }, { "title": "06 列末の句点", "text": " 私たちは雨の中を町の博物館へ歩いて行く。入口には先生が待っていた。", "rubies": [], "font": "mincho" }, { "title": "07 列末の開きかぎ", "text": " 先生は展示室の入口でみんなを呼び止め「ここでは静かに歩こう。」と言った。", "rubies": [], "font": "mincho" }, { "title": "08 閉じかぎが列頭になりそうな会話", "text": "「雨の日も町の博物館なら楽しく見学できる」と、先生は言った。", "rubies": [], "font": "mincho" }, { "title": "09 会話中の書名・連続する閉じかぎ", "text": " 健太は「読んだ本の題名は『町で見つける化石』」と教えてくれた。", "rubies": [], "font": "mincho" }, { "title": "10 列末の三点リーダ", "text": " 私は手帳を開いて今見た化石を思い出す……名前より先に、あの形が浮かんだ。", "rubies": [], "font": "mincho" }, { "title": "11 列末のダッシュ", "text": " 私は手帳を開いて今見た化石を思い出す――あの小さな貝は、遠い海から来たのだ。", "rubies": [], "font": "mincho" }, { "title": "12 英数字・半角括弧の表示確認", "text": " 入口の看板にはMUSEUM、その下にはWelcomeと書かれていた。見学券には12、案内図にはA-3という記号があった。\n 写真の説明には(明治時代に撮影)という注記もあった。", "rubies": [], "font": "mincho" }, { "title": "13 20字直後の改行・意図した空行", "text": " 雨がやみ町の向こうに青い空が広がった。\n 私たちは川原の石を探しに行く約束をした。\n\n 翌朝、窓から見えた川は静かに光っていた。", "rubies": [], "font": "mincho" }, { "title": "14 列末の京都:きょう/と", "text": " 私たちは古い橋の写真を探すため町から京都へ向かった。", "rubies": [ { "start": 19, "end": 20, "text": "きょう" }, { "start": 20, "end": 21, "text": "と" } ], "font": "mincho" }, { "title": "15 旧データの区切り未指定:通知の確認", "text": " 私たちは古い橋の写真を探すため町から京都へ向かった。", "rubies": [ { "start": 19, "end": 21, "text": "きょうと" } ], "font": "mincho" }, { "title": "16 志・承る・隣接する長い読み", "text": " あの人の志を聞いた。\n 先生のお話を承る。\n みんなで協力して、橋梁の歴史を調べた。", "rubies": [ { "start": 5, "end": 6, "text": "こころざし" }, { "start": 19, "end": 20, "text": "うけたまわ" }, { "start": 28, "end": 29, "text": "きょう" }, { "start": 29, "end": 30, "text": "りょく" }, { "start": 33, "end": 34, "text": "きょう" }, { "start": 34, "end": 35, "text": "りょう" } ], "font": "mincho" }, { "title": "17 今日・向日葵:分けない読み", "text": " 今日は庭の向日葵を描いた。", "rubies": [ { "start": 1, "end": 3, "text": "きょう" }, { "start": 6, "end": 9, "text": "ひまわり" } ], "font": "mincho" }, { "title": "18 7文字の創作ルビ", "text": " 物語には、親友という特別な読みが使われていた。", "rubies": [ { "start": 6, "end": 8, "text": "たいせつなとも" } ], "font": "mincho" }, { "title": "19 ページ末の恐竜:きょう/りゅう", "text": " 博物館へ行くと決まったとき、私は少しがっかりした。外で遊ぶ方が好きだったし、ガラスの向こうの石を見ても、何が面白いのか分からないと思っていた。ところが、最初の展示室で貝の化石を見つけると、その考えは変わった。小さな石には細い筋が残り、説明には、この町が大昔は海の底だったと書かれていた。私は自分の住んでいる場所を、急に知らない町のように感じた。次の部屋では、昔の川や橋の写真を見た。水害で壊れた橋を、町の人々が力を合わせて架け直したことも知った。毎日渡る橋が、誰かの努力でそこにあるのだと思うと、帰り道にもう一度よく見てみたくなった。健太も同じ気持ちだったらしく、手帳に橋の絵を描いていた。私たちは見学が終わったら感想を見せ合う約束をした。廊下の窓からは、朝の雨がやんでいく様子が見えた。私はリュックの肩ひもを直した。それから階段を上り、最後の展示室へ向かった。部屋の中央で待っていたのは、実に大きな恐竜の骨格だった。私は思わず顔を上げた。", 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湖の向こうに、昔の橋が見えた。私たちは、橋を造った人の志を聞き、交通安全への願いを本にまとめた。\n「若いころは京都にも住んでいたそうだよ。」", "rubies": [ { "start": 1, "end": 2, "text": "みずうみ" }, { "start": 28, "end": 29, "text": "こころざし" }, { "start": 33, "end": 34, "text": "こう" }, { "start": 34, "end": 35, "text": "つう" }, { "start": 35, "end": 36, "text": "あん" }, { "start": 36, "end": 37, "text": "ぜん" } ], "font": "biz-mincho" }, { "title": "23 書体比較:BIZ UDゴシック", "text": " 湖の向こうに、昔の橋が見えた。私たちは、橋を造った人の志を聞き、交通安全への願いを本にまとめた。\n「若いころは京都にも住んでいたそうだよ。」", "rubies": [ { "start": 1, "end": 2, "text": "みずうみ" }, { "start": 28, "end": 29, "text": "こころざし" }, { "start": 33, "end": 34, "text": "こう" }, { "start": 34, "end": 35, "text": "つう" }, { "start": 35, "end": 36, "text": "あん" }, { "start": 36, "end": 37, "text": "ぜん" } ], "font": "biz-gothic" }, { "title": "24 書体比較:UDデジタル教科書体", "text": " 湖の向こうに、昔の橋が見えた。私たちは、橋を造った人の志を聞き、交通安全への願いを本にまとめた。\n「若いころは京都にも住んでいたそうだよ。」", "rubies": [ { "start": 1, "end": 2, "text": "みずうみ" }, { "start": 28, "end": 29, "text": "こころざし" }, { 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"font": "mincho", "text": "「若いころは、京都にも住んでいたそうだよ。」\n「あの橋は、ずっとここにあったんだね。」\n「手帳には『昔の橋』と書いてあるよ。」\n 言葉を探して……私は手帳を閉じた。\n 川の向こうへ――新しい橋が伸びていた。\n 説明(写真は昭和初期のもの)を読み直した。", "rubies": [] }, { "sampleId": "check-ruby", "title": "確認用:ふりがな", "font": "mincho", "text": " 湖を渡る舟を見ながら、祖父の志を聞いた。\n 交通安全への願いを、町の本にまとめる。\n 温故知新という言葉を手帳に書いた。\n 今日は庭の向日葵を描いた。\n 私たちは古い橋の写真を探すため町から京都へ向かった。", "rubies": [ { "start": 1, "end": 2, "text": "みずうみ" }, { "start": 15, "end": 16, "text": "こころざし" }, { "start": 23, "end": 24, "text": "こう" }, { "start": 24, "end": 25, "text": "つう" }, { "start": 25, "end": 26, "text": "あん" }, { "start": 26, "end": 27, "text": "ぜん" }, { "start": 44, "end": 45, "text": "おん" }, { "start": 45, "end": 46, "text": "こ" }, { "start": 46, "end": 47, "text": "ち" }, { "start": 47, "end": 48, "text": "しん" }, { "start": 63, "end": 65, "text": "きょう" }, { "start": 68, "end": 71, "text": "ひまわり" }, { "start": 96, "end": 97, "text": "きょう" }, { "start": 97, "end": 98, "text": "と" } ] }]